甲子園第100回大会は大阪桐蔭の優勝で幕を閉じた。
惜しくも敗れた金足農業の吉田選手の投球数に対して多くの「投げ過ぎ・投げさせ過ぎ」との意見が飛び交ってます。
前回の投稿に記載したけど選手の怪我を防止したいなら大会側が球数制限を設けるでしょう。
投げ過ぎによる選手の故障は高校野球だけでありません。最近では小学生が肘の手術をしたなんて話も聞くようになりました。まだ身体が出来上がっていない小学生に多投させたら故障するのは当たり前。
試合数をこなすなら投手要員を多くつくるしかないんです。
私が指導している学童チーム。
2017年のチームは年間130試合超を12人の選手で頑張りました。
8人程の選手は投手要員。
4人の選手は捕手要員。
全員が2箇所以上の守備ができる。
こんなチームだったから故障者無しで全員を卒団させることができました。
低学年の時から試合ごとに投手には「持ち球数」を決めます。
例えば3人の投手に対して
「今日は1人30球2イニングまで。3人で投げれは1試合終わるよね。」
低学年の試合は5イニングなので3人いれば十分です。
選手は30球で最低6人の選手に投げるためには・・・?って考えます。
「自分は2イニングだけしっかりなげればいいんだ」と楽な気持ちになり、また「どうやってアウトを取ろうか」って考えた投球になります。
高学年になっても「持ち球数」と「責任イニング数」は増えますがやってることは同じ。
投手要員が8人いれば連戦も可能になります。
ただ例外も。
それは「負けたら終わり」の都大会トーナメント。
エースには調子が良ければ80~100球程度を投げさせ、勝ちにいきます。
投手は都大会で完投したいから球数を考えながら投球するのが良い結果につながるんです。
もちろん試合後はしっかり身体を休ませる。
こんな感じで投手起用をしていく中、困るのが全国大会。
今年(2018年)の場合だと月曜日に始まり途中ダブルヘッダーがあって金曜日までの5連戦。小学生にとってはすごく厳しい日程です。
そんな連戦を勝ち上がっていくチームは我々からしたら究極のマネジメント能力を備えたチームといえますね。
どんなマネジメントをしてるのか?
機会があったら情報仕入れてきます!