お父さん監督

日記

先日、全日本学童全国大会優勝経験のある監督さんと会食する機会があった。
いろんな話の中で「う~ん」と唸らせていただいた話。

よく
「ウチのチームの練習を見て欲しい」
とか
「どうやったら勝てるのか教えてほしい」
と言われるがその際には
「あなたは選手のお父さんですか?」
と確認する。
ほとんどの場合は
「チームに子どもが居ます」
と言われるので
「おこさんが卒業した後でも指導を続けてるならその時に来てください」
と答えるそうだ。

自分の子どもがいるチームには必ずと言っていいほどの親子の甘えや同級生への甘えがあってチームの勝敗に影響してしまう。特に大事な試合に負けてしまった時に
「自分の子どもや同級生達は精一杯頑張ってきたんだから」
と負けを納得する。
采配に甘えがでるから勝てない。
だから多くのベテラン監督さん達は
「どれだけ素晴らしい選手が揃っていてもお父さん監督のチームには負ける気がしない。」
と言うんだな。
私も
「上部大会で勝てないチームの多くはそんな感じでしょ?」
と問われ納得した。

間違わないで欲しいのは、お父さん監督が悪いと言ってるわけではなく、それはそれで良いところは沢山ある。
みんなが納得して野球をやってるんだからね。
「何でウチのチームは勝てないんだ!」
って監督を責めるのは違うと思う。
勝つことだけを教えるのが学童野球じゃない。
そのチームがどこに向かっているのか。
勝てなくても楽しければいいんだというチームもあるし、全国大会制覇を目標にしてるチームもある。
何を親子の目標としてるのかをよーく考えてチームを選ぶ時の判断の材料にしてみてはいかがだろうか。

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