少年野球(学童野球)の練習メニュー 低学年チーム

東京の少年野球ネタ

少年野球(学童野球)の練習メニュー 低学年チーム

少年野球の低学年って野球の入り口であって、ここでつまづくと野球を辞めてしまうからとても大切な時期と言える。だからこそ低学年(小学4年生まで)は最も指導が難しいと言われてるカテゴリーだと思う。
じゃあどんな練習をしてるのか?
ここからは私が実施してきた内容なので何かとご意見はあるだろううがご容赦願いたい。参考程度として読んでほしいと思う。

低学年の練習で注意すること

最近の少年野球は一昔前の根性野球からかけ離れ、楽しく褒めて伸ばす指導が主流になってきている。かと言って何も注意しないでいると収拾がつかなくなるのもこの世代だと思う。だからこそ選手やその親御さんとのコミュニケーションは非常に大事だと考える。チームの伝統とかしきたりは通用しないのが最近の傾向でもあるようだ。
とにかく選手や親御さんとの会話を大事にしよう。

低学年だって野球選手

野球チームだから選手に目標を聞くとほぼ全員が「試合で勝つこと」って答えると思う。そりゃあ野球やってるんだから勝ちたいに決まってる。だからといって指導者までもが選手以上に勝ちに拘るからいろんな問題が起きるんだね。監督コーチは選手の目標を達成するためのサポートすることが仕事ってことを忘れちゃならない。
選手が
「都大会で優勝したいんだ!」
って言った時に
「そんなの無理」
って言うんじゃなく
「都大会で優勝するためにどうしたらいいのか」
を考え選手と一緒に話し合う。
都大会ってどんなところかを知らない監督やコーチが話が出来るわけがないから勉強するんだよ。知らないなら知ってる人に聞けばいい。その努力が大事だよね。

点を取る練習

バント

基本は打って点を取ろう。でも打てなくたって点は取れるぞ!
打て!って言っても毎回打てるはずがない。御存知の通り野球は失敗が多いスポーツ。特にバッティングは小学生の凄い選手でも7~8割打者。2~3割は失敗なんだよね。だから打てない時でも点を取れる方法を教えてあげるんだ。
私はフルスイングを推奨してる。でもね、選手たちが勝ちたいって思うならバントさせることもある。だって勝ちたいんだから。
だから4年生もしくは3年生からバントの練習はさせるんだ。
負けてもいいから楽しい野球を望むなら全員フルスイングだけどね。

走塁練習

走塁は徹底的に教える。次の塁を狙う走塁だよね。どっちの方向にボールが飛んだらランナーはどう動くか。最初は出来ないけど繰り返し練習することで低学年選手はどんどん吸収してあっという間に覚えてくれる。

例えば

先頭バッターが四死球やセーフティバントで塁に出る。低学年の試合はまず2塁への盗塁はフリーだよね。次は3塁への盗塁。キャッチャーが低学年らしくなく強肩だったら送りバント。これで無死または1死3塁。三振しなければ1点とれるよね。ここで打たせるかスクイズで点を取るかは監督の考え次第。私だったらヒット&ラン。低学年なんだから空振りしたって仕方ない。ただこの時は空振りした選手を責めるんじゃなくてサインを出した監督の責任って選手達に謝るけどね。何度もやってれば選手達は上手になるから。

取った点を守る練習。

野手

低学年からいろんなケースを設定して沢山練習をする。時にはお父さんコーチにランナーになってもらってしっかり守備練習。ボールが捕れない選手はまずはボールにグラブが触ったらOK。そのうちに捕れるようになるから根気の練習だね。

バッテリー

低学年のうちは投手と捕手は全員にやらせる。サウスポーの選手だって捕手の経験はさせる。全員に経験させてから投手陣の組み立てをする。小学4年生だって向き不向きは自分でわかるからね。でもね、ただ何となく投げさせるんじゃなくって「今日は外角低めをねらってなげよう」って課題をあたえる。これはできなくて当たり前。まずは投げるコースを意識させること。そのうちに投げられるようになるから最初はガミガミ言わずに暖かい目でみてあげて。

まとめ

だいたいこんな感じでチームをつくってるけど、まだまだ書き足りないこともあるので追々投稿していくことにする。
沢山練習しても勝てない時はある。
そんな時「なんで点取れないんだ!」なんて怒っちゃだめだよ。
それは指導者の責任なんだからね。
学童野球の監督・コーチは忍耐です(笑)

※私の昔の姿を知ってる人には説得力ないかな~(笑)

 

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