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先日相談があった話。
「ウチの子どもは監督の姿を見ると気分が悪くなり嘔吐してしまう。所属してるチームを辞めたいのだがどうしたらいいのか?」という相談だった。
監督が怖くて親も「辞める」と言えないそうだ。
私が知ってる範囲ではあり得ない相談だったが、よくよく聞くと同様のケースは珍しくないと言われ更にビックリした。
実際におきてたのは言葉の暴力。
「お前なんか辞めちまえ」
「チームに居ても役に立たないんだよ」
「お前みたいな子を育てた親が悪いんだ」
耳を塞ぎたくなるような罵声を日々浴びせていたようだ。
野球に行くたびにこんなこと言われてたら私だって行きたくなくなる。ましてや小学生(この子は当時5年生)には耐えられなかっただろう。
私も数年前の監督時代は結構厳しい口調で指導してたが、人格を否定するような言葉は絶対に言わなかった。これって大人として当たり前のこと。でもそれをやっちゃう大人がいるのも現実。
子どもに対してのパワハラは絶対に許してはいけない。
我々大人が守るべきは監督ではなく子ども達だということを忘れてはならない。
でもね、そんな状況をチームとして問題視していないのは、この監督の指導を「良し!」としてる親がいるからなんだよね。「ウチの子には厳しく指導してください」って親。でもね厳しい指導とパワハラの区別をしなきゃダメだよな。ダメなものはダメって監督に言って、それでも直らなければそんなチームは辞めちぇばいい。
そんな指導者にならないよう東京の学童野球も指導者ライセンス制度が始まる。指導者としての心構えや指導方法。おそらく簡単な法律の勉強も入ってくると思う。
まずは指導者の育成が最優先なんだな。