全日本軟式野球連盟から学童野球に関しての新ルール適用が決まったって発表があった。
ひとつは試合時間の短縮を目的とした「6イニング制・時間制限(1時間30分)の
採用」。
もうひとつは「ホームベースサイズの拡大」。
こう記載されている。
「ホームベースサイズの拡大」についてちょっとだけ個人的な意見を・・・
この新ルール(他にも新ルール候補あり)の検証試合に立ち会わせてもらったけど、ホームベースが大人サイズになっただけで外角のボールは打てなくなる。ホームベースサイズ(幅)は、大人用が43.2センチに対して学童用は38.1センチ。5.1センチの差がある。特に身体の小さな選手ではバットが届かない。低学年のちびっこ選手達では全く打てなくなるだろう。
打ち難くなれば攻撃時間が短くなり、先に挙げた試合イニングの変更や試合時間の短縮が容易になる。
もちろんそこ(外角)に投げられる投手の技量もあるけれど、それにしてもあきらかに投手有利になる。
そして投手の肘や肩の負担軽減につながるのだろうが・・・。
野球をやってる多くの子供達が大好きなのはバッティング。
選手の肘や肩の怪我防止を目的としてるようだけど、その目的のために打者が不利になるのは如何なものか?
もうちょっと現場の声を聴いてから、もっともっと検証してからの決定にしてもらいたかったな~。
ここには記載できないが他にもいくつかの新ルール案があるけれど、大人だけが机上だけで決めるようなことは無いようにしてほしい。
余談だけど、連盟が使用してる学童野球の専用グランドには学童野球用のホームベースが埋め込んであり、そこを基準にバッターボックスのポイントが打ってある。
これを変更する工事にはお金がかかることも考えてほしいな。
(追記)2022.1.1
発表から数日で早速新ルール適用に関しての訂正があった。
試合時間に関しては2022年より新ルールの移行するが、ホームベースサイスについては2022年は全国大会のみ。2023年から全国一律に適用とのこと。
突然のホームベースサイズの変更を告知して全国の学童野球チームがホームベールを注文したら・・・
そりゃあ大混乱が起きるよね。
埋め込みタイプや持ち運べるペラの物、いったいどれだけの数のホームベースが必要なのか?
メーカーだって困ってしまう。
こんなところが訂正の理由だろうね。
これじゃあ「喝!」って言われちゃうな(笑)