少年野球・学童野球のお当番は必要?不要?

東京の少年野球ネタ

少年野球・学童野球のお当番は必要?不要?

Twitterでのお友達(フォロワーさん)、野球関係の人が多くていろんな情報交換をさせてもらってる中でチームの問題も多く聞く。

その中で未だに賛否あるのがお当番制度。

お当番について私の意見を投稿しようと思う。

お当番って

私が息子と一緒にチームに入団して、初めての練習試合でお母さんの当番を知った。1つ上の学年と一緒だったので先輩お母さんはテキパキとお茶の準備をしていたのを覚えている。試合開始前に監督とコーチにお茶(コーヒー)を用意、試合中は審判にお茶を用意、試合が終わったら監督とコーチにお茶。それ以外にも昼食時や子供たちの休憩時に冷たい飲み物やお茶を用意してた。お当番のお母さんは自宅からポットにお茶やスポーツドリンクを入れ、終了後は持ち帰ってコップやポットを洗って次の当番さんに引き渡す。お茶だけならまだしも活動中グランドにずっといなくてはならないのがとても苦痛だと思う。選手の体調不良やちょっとした怪我の面倒も見るんだから大変だよね。監督やコーチのお昼ご飯を用意してるチームもある。
また選手に弟や妹がいたらもっと大変。
でもこの当番制度を先輩お母さんたちは「チームの伝統」という理由で無理強いしてたのがうちのチームだった。

お当番は大変!

ある年の春、チームの入部が激減した。
「野球はお当番が大変だから・・・」
という理由でお母さん達が入部を敬遠してたんだ。
確かに何週間かに1回程度だけど、仕事してるお母さんや兄弟がいる家はそうそう簡単に家を空けられない。
そこで当番を断ると、
「あの家は全く手伝わない!」
みたいなことを言い出してお母さん同士が険悪な雰囲気になる。
チームにとってすごいマイナスだった。

お当番制廃止

息子が5年生になり私も高学年チームのスタッフになったときに当番を廃止にした。
監督コーチは自分で飲むお茶は自分で用意すればいい。
練習試合中の審判へのお茶出しは、お父さんコーチが出せばいい。
選手たちの面倒だってお父さんコーチが見れるんだから。
で、お母さん達には
「お当番は廃止したので全部スタッフに任せて、お母さんは子供たちの応援に徹してください。」
って言ったらお母さん達は大喜び。
練習の時は参加しなくていいし、試合の時は開始時間に合わせてグランドに来ればいい。
当番を廃止にした途端に入部者も増加したんだよね。

お当番制廃止後の弊害

お当番廃止後、4~5年は何も問題なくチームの活動ができていたんだけど、あるとき試合を観に来ていたお母さんが好意でお茶を出してくれた時に他のお母さんから
「うちのチームは手伝っちゃいけないことになってるんだよ!」
って怒られてるのをみて確認したら、いつの間にか一切の手伝いは禁止になってたんだ。
この極端すぎる考え方にはびっくりだった。

今のチームは

今でもお当番はなしだけど、
「試合を観に来た際はお手伝いをお願いすることもある」
って入部の際に伝えるようにしている。
真夏の暑いときに冷たいタオルを用意してもらったり、ベンチに入って選手の健康管理をしてもらったり。
でも絶対に強要はしない。
ここが大事。
不思議なことにそんな緩い感じにしてからチームが強くなっていったんだよね。
お当番という「不満」を解消したことで、チーム全体で野球を楽しむことができるようになったのが要因だろう。

最後に

たまたまウチのチームでは当番制度を廃止して上手くいってるけど、当番制度を継続していても上手に活動してる強豪チームはたくさんある。
決してお当番制度を否定してるわけではないので・・・。
あくまでもウチのチーム内での話。
でもね当番制度の是非については自分のチームの内情を十分に分析して考えてみてはいかがかな?
ひとりでも当番制度に不満をもってる人がいたら改善するべきだと思う。
チームの最大の応援団はお母さん達なんだから、そのお母さん達を楽しませてあげなきゃ。

本当はこんなこと監督コーチが考えるんじゃなくて、チームの代表が考えることなんだよな~。

タイトルとURLをコピーしました