2010年頃から選手達に意識を高く持たせることを始めましたら少しずつ強くなっていきました。
ウチの選手達とのミーティングで毎年はじめに言ってることがあります。
それは各自の目標を決め、それに向けて自分は何をしなくてはならないのか考えるようにさせます。
同時に自分たちのチームはどこを目標に向けて頑張るのかを話します。
※以下私の私見なので意見はあるかも知れませんがコメントは受け付けてないので御容赦願います(汗)
東京の学童野球チーム、以前は1500チームと言われてましたが少子化の影響で最近では1200チーム位と言われています。
そのうちの100チーム~150チーム位が都大会で優勝を狙ってるクラス。(図のAの部分)
次のBの部分に属するチームは都大会出場が目標とか地域の大会での優勝を目指すクラス。
Cの部分に属するチームは勝ち負けよりも楽しく野球をやろうというクラス。
ウチのチームはAのクラスであり更に上の特A(10チーム位かな~)を目指してます。具体的にこのクラスに入ってる学童チームの名前を挙げ、そこに勝つためにはどうするのか、どんな練習をしていこうかを話し目標への意識付けをします。
Aクラスのほとんどのチームは低学年から練習試合をやったり公式戦で対戦してるチームばかりなのでお互いに選手の特徴は分かってます。
だからこそ意識を高く持たせ、目標に向けて頑張らせるんです。
選手の目標の立て方ではヒントを与えます。
野球はグランドに立てるのは9人。でも9人じゃ試合はできません。ボールボーイがいたりバット引きがいたり。でも選手達は試合に出たいんです。上位9人に入れないとレギュラーになれませんね。10番目じゃスタメンになれません。じゃ自分は今何番目なのか?10番目だったら9番目の選手を追い越せばスタメンになれます。9番目の選手は10番目の選手に越されたらスタメン落ちです。皆が認めてる上位の選手を越すにはどうするか。上位の選手より練習するしかありません。上位の選手はウカウカしてるとあっという間に越されちゃいます。同じ練習量じゃ差が縮まりません。だから人の2倍3倍の練習をするんです。こんな話をして選手達の「やるきスイッチ」を入れてあげると今まで以上に頑張っちゃうのが小学生なんですね。長続きしないのも小学生なので1~2カ月に一度「スイッチ」を入れ直すことが必要です。
スタメンになれない選手は努力が足りなかったことを認識し、その時の試合では一生懸命ボールボーイやバット引きをやってくれるんです。そして試合の後から再び努力開始です。
こんなことしてチーム内がギクシャクしませんか?
と聞かれることがありますが、一度も喧嘩になったことはありません。
それってお互いを認め合ってるからなんですね。
ウチのチームの選手達はみんなライバルであり、みんな親友。
我々が思ってる以上に選手達は大人なんですね。